豊臣秀吉の前半生を追う12 秀吉の中国攻め(中)播磨攻め(三木城・有岡城)

秀吉の中国攻め(中) 播磨攻め(三木城・有岡城) 戦国武将シリーズ6-12 |
天正6年(1578)になって、それまで信長方に帰参していた三木城の別所長治が離反する。秀吉は三木城の周りに付城を構築して「干殺し」を敢行するが、城内の惨状は目を覆うものであった。最近、これらの付城群は国指定史跡となり、その実情が明らかになっている。また、同時期に離反した摂津国有岡城の荒木村重の思いや城郭を紹介しつつ、そこで幽閉された黒田官兵衛の物語にも触れる。そこからは、苦境に満ちた秀吉の姿が浮かび上がる。 |