
長浜の産業・近代化遺産
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慶雲館
慶雲館は、明治20 年(1887 )1月に行われた明治天皇の京都行幸に際し、帰路における長浜での休憩所(行在所)として、近江地方の実業家であった浅見又蔵が自らの私財を投じて造営した和風建築である。当初の慶雲館の敷地には見るべき庭園はなかったが、明治45 年(1912 )に息子の又次郎が行幸25 周年を記念して敷地の本格的な整備事業を行い、現在見る庭園の原形が完成した。近代の作庭家として名高い小川治兵衛(植治)の流れを汲み、その息子である保太郎(白楊)が作庭に関わった可能性が高く、京都以外の地においてその作風の一端を現在に伝える庭園の事例として重要である。庭園は、国指定名勝。
所有:長浜市





