長浜の景観遺産
令和5年度選定

舎那院護摩堂

長浜八幡宮(勝軍山新放生寺)学頭であった舎那院の本堂西に建つ護摩堂。桁行・梁間とも3間の正方形で、寄棟造で檜皮葺きの建造物。細部意匠から室町時代の建造と考えられる。
長浜八幡宮の中世景観を描いた絵図が残るが、その中に見える建造物中、唯一現存するものである。もともと、長浜八幡宮本殿西にあったが、昭和14年(1939)に舎那院本堂(もとは本地堂・愛染堂)とともに、現在地に移設された。
長浜市内においても最古の建造物。滋賀県指定有形文化財。

所有者:舎那院