長浜の景観遺産
23

国守神社

豊公園の長浜城天守台と呼ばれる丘の東にある。江戸時代から、伏見稲荷より分霊した稲荷神社と呼ばれてきた。嘉永7年(1854)閏 7月に、中鞴町の杢左衛門が世話人となって再建された記録が、三年寄の一人・吉川家の文書に残る。
竣工に当たっては妙法寺住職が導師を勤め法要が行なわれている。
近代の社殿大破にともなう篤志金募集趣意書によると、江戸時代以来、長浜町三年寄によって守護されて来たという。
近くに長浜城の人柱として知られる「おかねさん」の碑がある。
所有者:個人