長浜の秀吉遺産
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太閤井戸跡(豊公園)

昭和14年(1939)の夏、旱魃の際に、湖中から発見された井戸跡である。厚さ3㎝程の木製の井戸枠が確認されたという。当時の福田寅吉町長は、保存のため板を石で囲み、「太閤井址」と刻まれた石碑を建立している。その後も、昭和33年(1958)にも別の井戸が現れたと言われる。これらが、秀吉時代の井戸跡とすれば、長浜城が今よりも湖中にせり出した城郭であったことになる。
所有:長浜市

所在地 滋賀県長浜市公園町10