長浜の景観遺産
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加賀の千代女の碑

千代女は江戸中期の加賀国松任の俳人として著名だが、やはり俳人として名が知れていた大通寺5代目住職である横超院との俳句の遣り取りを記録した石碑。千代女が京都の本山への往復の途中、大通寺に立ち寄り横超院に初めて面会した時、横超院が「手を挙げよ同じ流れに栖む蛙」と詠むと、千代女が「日陰のわらび腰をのしかね」と二の句を次いだ歌が記されている。大通寺の本堂と広間の渡廊の南にあるが、昭和初年に下船町の村瀬嘉三氏が寄進した石碑。
所有:大通寺

所在地 滋賀県長浜市元浜町32−9